日本アニメーション協会よりご報告
日本アニメーション協会 声明
日本アニメーション協会は、本年8月3日、アニメーション監督の望月智充氏よりSNS「X」にて以下のご指摘を受けました。
望月氏は、1996年当時の事務局長であった片山雅博氏の勧めにより当協会への入会手続きを行い、入会金および会費を振り込まれました。しかし、事務局から受理や確認の連絡がないまま数か月が経過し、後日、片山氏から一通のお詫びの書簡が届いたものの、その後数年間にわたり協会からの連絡がなく、最終的には会費滞納に関する通知が届くという対応に直面されました。
十数年を経て片山氏からの書簡が見つかったことを契機に、望月氏はこの経緯をSNS「X」に投稿されました。
本件を受け、現会長の水江未来および現副会長のこぐまあつこが直接望月氏と面会し、29年前に発生した事案について改めてご説明を受けた上で、当時の不誠実な対応に対し謝罪申し上げました。
望月氏からのご指摘を受けて以降、協会では当時の資料をもとに、なぜ事務局からの連絡がなかったのかを可能な限り調査いたしました。しかしながら、会長をはじめ理事会、事務局長、会計担当など現在の体制はすでに代替わりしており、鬼籍に入られた方も多く、当時の運営状況を直接確認することが困難な状況でした。
これらの点についても率直に望月氏へご説明し、併せて氏からのご質問にお答えいたしました。また、現在の協会の体制および活動状況についてもご説明申し上げました。
その後も現理事らと協議を重ねており、本件を教訓として、同様の事案が再び生じることのないよう、協会運営に真摯に取り組んでまいります。
日本アニメーション協会は、アニメーション文化の普及と会員相互の親睦を目的とした任意団体であり、事務職員を置かず、会員が持ち回りでボランティアとして上映イベント、ワークショップ、勉強会などを企画・運営しております。
今後、3年後に迎える創立50周年に向け、アニメーション文化のさらなる発展と多様な表現の紹介に努めてまいります。
引き続き、皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2025年10月21日
日本アニメーション協会 会長 水江未来

