国立映画アーカイブ クラウドファンディング支援について

日本アニメーション協会では、国立映画アーカイブが2026年9月23日まで実施しているクラウドファンディングに賛同し、寄付を行いました。
クラウドファンディングの詳細につきましては国立映画アーカイブ公式サイトをご参照ください。

また、本件に関して当協会会長・水江未来よりコメントがありますので、ご一読いただけますようお願いいたします。

国立映画アーカイブには、約110年前に制作された現存する日本最古のアニメーション『なまくら刀』(1917年)をはじめ、数々の貴重なアニメーションフィルムが保管されています。
2017年の国産アニメーション生誕100年を機に、国立映画アーカイブ(※当時は改組前の東京国立近代美術館フィルムセンター)は、「日本アニメーション映画クラシックス」のサイトを公開し、戦前に制作された数多くのアニメーションを鑑賞できるようになりました。
そのラインナップの中に、荻野茂二さんの『百年後の或る日』(1933年)という作品があります。作品の中で荻野さんは、自身が数年後に戦争で命を落とす運命にありながらも、はるか先の未来世界を旅します。どんなに悲観的な社会情勢の中にあっても、希望を持って未来を描いたアニメーションです。
そして、その作品が描いた「約100年後の世界」が、まさに私たちが生きる現在です。私たちが生きている未来は、どのような世界になったのでしょうか。
私がこの作品と出会い、当時の時代背景に思いを馳せながら鑑賞することができたのも、フィルムが大切に保管され、今日まで受け継がれてきたからです。そして、国立映画アーカイブに保管されている数々のフィルムをこれから先の時代へ残し、記録をつないでいくことは、私たちから未来の人たちへの、時空を超えたプレゼントなのだと思います。